「あらあ、ごきげんよう、コーデリア様」
「今日もお美しくていらっしゃるわね」
「本当に。羨ましいですわあ」
くすくす、くすくす。
交わされるその笑みに、侮蔑が混じっているのを気付かないほど愚かではない。けれども社交の場では、本音がひたすらに隠され、気付いていようとも気付かない振りがマナー。激昂しようものなら、その人物はマナーのなっていない恥知らずだ。
「ごきげんよう。皆さまもいつにも増してお美しくいらっしゃいますわ。本日は良い夜をお過ごしくださいね」
「ええ、……ふふ、良い夜を」
「良い夜を。ふふ」
下衆が。
吐き出したくなる気持ちに蓋をして、貼り付けた笑みを置き土産に背を向ける。その途端、彼女らがこそこそと話しだす気配がしたが、聞くまでもない。
『誰にでも体を差し出す売女』
『今日は誰に股を開くのかしら』
内容はどうせそんなところだろう。
下衆が。もう一度その単語が浮かび、奥歯ですり潰して飲み込んだ。馬鹿にして笑っているあなたたちに、わたしの気持ちなど分かる訳がない。
朝、小鳥のさえずりとともに目を覚ますと、隣には誰もいなかった。
「───やあ、ようやく起きたね。私のコーデリア」
声のした方へ顔を傾けると、そこには、昨夜をともに過ごした男がシルクのナイトガウンに袖を通しながらこちらを見下ろし、立っていた。
何だ、いたのか。一度浮上しそうになった心がどすんと落胆する。朝日が眩しい麗らかな早朝に、出来れば会いたくはなかった。くっきりとした目鼻立ちと白い歯が溢れるようなその笑顔は、宵闇にまぎれるくらいがちょうどよく、日中ではどうにもアクが強すぎる。
「昨夜はとても良い夜だった。やはり君とは相性がいいようだ」
「……」
「ああ、無理に話さなくていい。少々やんちゃをしてしまったから、まだ体が痛むだろう。ひどく大声を上げていたし、今日はゆっくり休んで体を労わりなさい」
優しい振りをした下らない征服欲だ、と思う。
社交の場でなくても、貴族というのは本音を話さない。本当のところでは、自分が好き放題に貪った女が顔を少し傾けるのも億劫な様を見て、大層ご満悦なのだろう。
やんちゃをした、で済むようなかわいいものではない"趣味"に付き合わされ、こちらは満身創痍である。大声を出していたのも恐怖と苦痛による悲鳴に過ぎなかった。体の節々がぎしぎしと痛み、下腹部が重く熱を持っている。もちろん色気のある話ではない。"怪我"の程度から考えて、おそらく二、三日は発熱を伴うだろう。
「それじゃあ、私はもう出るよ。多少なり動けるようになったら体を清めて自邸へ帰りなさい。外に使用人を控えさせているから、必要があれば使うといい」
「……」
「また後日。君と会えるのを楽しみにしているよ、コーデリア」
キングサイズのベッドに乗り上がり、わたしの額の髪を撫で付けて、瞼にキスをする。昨夜の具合がよほどよかったらしい。鼻歌でも歌い出さんばかりに、彼は悠々と部屋を出て行った。
終わったあとはこのように捨て置かれ、こちらは体を動かすのもつらいのだと分かっていながら身支度を整えて帰宅しろと言われるのは、いつものことである。
おそらくは、この後自室へ戻り着替えたのち、中央府へ出仕するのだろう。彼は自分のプライベート空間では絶対に"趣味"を行わない。自邸に呼び出しはしても、自らの寝室ではなくそれ専用の部屋を使うのだ。理由は知らないし、これから知ることもないだろうが、どうやらそれが彼のこだわりらしかった。
レイゼン・ザン・ゼクセン。旧王家に連なる5 大貴族のうちの一つ、ゼクセン家の長子。わたしとは一回り以上年齢が離れているが、精悍な面差しと美しく鍛えられたその肉体に性的魅力を感じる女性は多く、数多の浮名を流すプレイボーイだ。
そんな彼と婚約を結ぶことになったのは、いつものように父から命令を受けたことがきっかけだった。
「コーデリア。ゼクセン家のレイゼン氏を知っているな」
「はい。父様」
「彼には少々厄介な趣味があると風の噂で耳にした。どうやら、それが原因でなかなか婚姻が纏まらんらしい」
「はい」
「だが腐っても5大貴族の嫡子だ。射止めれば我がジョゼット家も安泰よ」
「……はい」
「自分が何をすれば良いか、分かるな?」
有無を言わせぬ声。明確な言葉はなくとも、それは紛うことなく命令だった。はいと答えるほかない。わたしの意志は関係ない、存在しない。
『女になんぞ家督を継がせられない』
『お前が男に生まれてきていれば』
『男でないのならせめて、世継ぎを生む道具として我がジョゼット家に尽くせ』
これが、父の口癖だった。
わたしが物心つく前は母に、物の分別が分かるようになってからはわたしに直接、何度も何度も責めるように言い聞かせられた。おかげで女一人しか産めなかった母は肩身が狭く、日々責められる生活により心身を衰弱させ、最後にはわたしを呪いながら亡くなった。
───あなたが男だったら。
最期に会ったとき、わたしへ吐き捨てるように呟いた母の一言は、未だに耳にこびり付いている。
もちろん、貴族の中には女性の当主も存在する。
けれどもそれは、父にとっては不浄なことで、家の名を汚す信じられないようなことらしい。だから女に生まれたわたしは早々に名のある貴族に嫁ぎ、男の子を数人産んでそのうちの一人をジョゼット家の跡取りとしなくてはならない。父はそう望み、わたしが幼い頃から厳しく言い含めてきた。
そこへ舞い込んできたのが、レイゼンの件であった。
わたしは嫌な予感がしていた。
胸が膨らみ腰回りが丸みを帯びるようになってから、幾度となく父に男の相手をするよう命じられてきたが、女に対して酷い扱いをする相手の前は決まって、首の裏を針で刺されるような、痛みにも似た悪寒が走るのだ。レイゼンはきっと恐ろしい男だ。滅多に外れないこの勘が、警鐘を鳴らしている。
けれど、嫌とは言えない。父の命令は絶対だ。女に生まれてしまったわたしは、男を咥え込むことでしかこの家に貢献できないのだから。
結果は予想通りだった。
レイゼンは紳士の仮面を被った鬼畜であり、彼が要求したのはおよそ性交とは呼べない拷問のような行為だった。
その翌朝、彼は使用人を呼んで立ち上がることすらできないわたしに無理やり身支度をさせ、当たり前のように、その日のうちに帰らせた。
そうして車の些細な揺れすら体を苛む中、ようやく帰り着いたわたしを待っていたのは、見たことがないほど嬉しそうな笑顔を浮かべた、父の姿だった。
「喜べ!コーデリア!」
「……いったい、どうしたのですか、父様」
「レイゼン氏から先程連絡を頂いた!お前を娶りたいそうだ!」
目の前が真っ暗になる心地がした。娶る?わたしを?
───あの男が?
使用人に支えられながらようやく立っている両足が、崩折れてしまいそうだった。痛み、恐怖、絶望。あの男へ嫁いだら、あんなことが一生続くのだろうか。一瞬にして恐ろしい想像が脳裏をよぎる。
けれど。
「これでジョゼット家も元の栄華を取り戻すぞ!よくやった、私の可愛いコーデリア!」
父が、わたしを抱きしめた。───初めてのことだった。
父がわたしを褒めてくれた。父がわたしを認めてくれた。すべて、初めてのことだった。
うれしい。
わたし、ようやく役に立てたのかしら。女であるわたしでも、ようやく家のためになることが出来たのかしら。こんなわたしに、ようやく存在する価値ができたのかしら。
そう思ったら、うれしくて、うれしくて、堪らなくて、涙が出た。体の中で膨らんでいた絶望が、空気が抜けるように萎んでいく。
耐えられる。そう思った。
「わたしも、わたしもうれしいです、父様。よかった……」
おずおずと手を伸ばし抱きしめ返した父の背中は、興奮のためか、発熱しているわたしと同じくらい体温が高かった。
この時初めて、わたしは父という存在を身近に感じた。
(中略)
「お前、そのまま落ちる気か?」
不意に近くから声をかけられ、窓から乗り出していた体がびくりと震えた。
視線を巡らすと、がさがさと葉が擦れる音とともに木の枝の隙間から人影が現れる。
「あなたは、だれ? ……泥棒さん?」
「はあ?泥棒じゃねえよ。人聞きわりーな」
「じゃあこんなところで何をしているの? ここ、ジョゼットの私有地よ」
「ジョゼット?誰だそれ。俺はただ道に迷ったから適当に高いとこ登ろうとしてただけだ」
高いとこ。なるほど、確かに彼は2階にいるわたしより少し下くらいの高さにいる。おそらくはこの大木をよじ登ったのだろうが、もしかしたらそのまま屋根へ乗り上がるつもりだったのかもしれない。このあたりは貴族の邸と言っても2階建てが多いから、屋根まで上がれば悠に辺りを見渡せるはずだ。
「それより、お前」
「はい」
「そっから落ちる気ならあんまおすすめはしねえぞ。2階からじゃあ怪我するだけだ。クレイジーじゃねえ」
「……くれいじー?」
「かっこよくねえってことだよ。死にてえなら別の方法にしろ」
逸らしたつもりの話を戻され、挙句窘められる。けれど彼の様子に、同情の色は見られなかった。本当に、純粋に格好よくないからやめろと言っているらしい。
奇妙な、男だった。
「……落ちようとしていたわけじゃないわ。ただ、貰い物のアクセサリーを落としてしまって」
「へえ。ならいいけど」
「……。ねえ、泥棒さん」
「だから泥棒じゃねえよ。迷子だわ」
「参考までに聞かせてほしいの。どういう死に方なら、あなたにとってクレイジーなのかしら」
レイゼンから婚約の証にと押し付けられた指輪を衝動的に投げ捨て、その次の瞬間には、彼の機嫌を損ねてしまうのではないかと慄き窓の外へ目を凝らしている──そんな自分に吐き気がする。
家のためにその身を捧げると言いながら、その実覚悟などなく、心の内では「嫌だ」と叫び「でも仕方ない」「わたしがやらなくては」と物分かりのいい顔をして、結局は父やレイゼンの怒りに触れることを恐れて自己保身に走っている。嫌な人間だ。父の喜ぶ姿を見て、レイゼンと結婚することを承諾したのはわたし自身なのに。弱いわたしの心は、こんなにも揺れ動く。
「どういう方法ね……」
死んだら楽になるのだろうか、と。そんな思いが頭をもたげなかったかと言えば嘘になる。
振り子のような感情の狭間で、突如として現れた闖入者。彼はその答えを持っているだろうか。
「……ないな」
「え?」
「考えてみたけど、やっぱねえわ。特に、自殺はクレイジーじゃねえ。ダサい奴のすることだ」
そう言って肩を竦める彼の言葉には、妙な説得力があった。
けれど、それはわたしの欲していた言葉ではない。もっとなにか。ほかのなにかを。
「でも、それじゃあ、生きているのがとても苦しいとき、どうしたらいいの。死へ逃げるのは間違っているの?」
「知らねえよ」
追うように言葉を重ねたわたしを、彼はとても簡潔に切り捨てる。
これまで出会ってきた男性たちのように、自分に都合の悪いものを遠ざけようとする鬱陶しそうな、迷惑そうな声色ではなかった。彼の言葉はただただ単純で、言葉のままの意味。
だからこそ、尚さら失望感は拭えなかった。
そんなわたしを、印象的なぐりぐりとつり上がった双眸がじっと見つめてくる。
失望が表情に出てしまっていただろうか。ふと我に帰り、慌てて取り繕おうとした。
「なんかお前、全然クレイジーじゃねえな」
言い放った彼の声は、平坦で、どこまでも冷徹だった。
木の枝を伝ってさらに上を目指す彼の姿を、わたしはなにも言えないまま、ただ見送るしかなかった。
(中略)
朝日が昇るまでもう僅か。
魔法が解ける時間が迫っている。
あとほんの少しで、彼と過ごすモラトリアムは終わり、わたしは現実へと戻らなければならない。
「泥棒さん」
「なんだ」
「───わたしを攫って」
定位置の木の枝に腰掛ける彼へ、精いっぱいの救難信号を送る。
この伸ばした手をどうか取って。わたしをそちら側へ連れて行って。
「嫌だよ」
それなのに、やはり彼は何もしてくれない。
「……それじゃあ、わたしはどうすればいいって言うの」
確か、出会ったときにも同じような問いを投げかけた。彼はそのとき、知らないと答えた。今なら分かる。彼は、必要のない責任は負わないひとだ。だからリスクを冒してまで他人のわたしを攫ってはくれないし、死を選ぼうとする人間からの思考の委託を明確に拒否するのだ。
とても、自由なひとだと思う。まぶしいくらいに。こんな生き方があるのかと、妬ましくなるほどに。
それに引き換え、わたしはどうだろう。
「朝が来たら、わたしは正式にレイゼンに嫁がなきゃならなくなる。そうしたらもう、一生……」
こんな生活を送ることが、確定してしまう。
父に、家に、婚約者に、貴族社会に、あらゆるものに縛られ、身動きすら出来ないこの状態が、死ぬまでずっと続く。あの男の変態趣味に付き合わされ、心も体も疲弊し、痩せ衰えて死んでゆく未来が決定付けられてしまう。
耐えられると、思っていた。父がとても喜んでくれたから。褒めて、認めてくれたから。
ああ、やっぱり、わたしの価値はこれなのだ。これしかないのだ。こうすることでしか、わたしはわたしの存在理由をゆるせない。こうする以外にない。逃げちゃいけない。否定なんかしちゃいけない。
『本当にそうなのか?』
記憶の中の泥棒さんが問う。出会ってから何度目かの夜だった。
『お前のその判断基準は、本当にお前のものなのか。誰かから押し付けられた借物の基準じゃねえのか』
『もっとよく考えろよ。親父の言うこと聞かなくなったら、嫌いな男と寝なくなったら、お前、死んじまうのか?』
───それ、は。
死なない、と、思う。
『なら、それはお前にとってしなくていいことなんだよ。しなくてよくてお前がしたくないことなら、嫌だって言え。そんでしたいことをしたいって言え。許してやれよ、いい加減』
なにを。
なにを、ゆるすの。
『"お前自身"を』
これまで、父様が命じることなら、何だってやってきた。
どれだけ年の離れた老人でも、特殊性癖の男でも、家のためになるならと、どれだけ嫌でも、怖くても、体を捧げてきた。それが、男として生まれることが出来なかった、わたしに出来る唯一の贖罪だと思っていたから。
けれど、わたしが贖わなければならない罪とは、一体何だったのだろう。
わたしは、女に生まれた。
けれどそれは自分で選択したことではなく、ましてや母のせいでもなく、女は家督を継げないというのも父個人の考えであって、ルールとして定められてもいない単なる思想の一つに過ぎなかった。
父に倣って、わたしもそれに準ずる必要など、本当はなかったのではないか?
わたしはこれまでただ父の価値基準を借用し、その上で己を罪悪と判断し、許されようとして自分を罰してきただけではないのか?
それに気付いたときの、あの感覚を、どう説明したら良いのだろう。
例えるなら、お腹に大きな穴が空いてしまったような、背骨がずるりと引っこ抜かれてしまったような、世界中から地面という地面が消失してしまったような、そういう痛みとも虚脱感とも喪失感ともつかないなにかが、体中の、指の先までをも満たしていく。とても頼りない気持ちになる。
そういう、感覚だった。
「俺は、お前を助けてはやらない」
ねえ、泥棒さん。
あなたのせいで気付いてしまった。はっきりと自覚してしまった。
わたしが嫌だと思うこと。したいと思うこと。
「攫ってなんかやらない。自分でなんとかしろ。変える努力もせずに他人にどうにかしてもらおうとするような奴を、俺が助けてやる義理はねえ」
わたしは、父の言いなりになんてなりたくない。あんな変態野郎と結婚なんてしたくない。
ここから逃げ出したい。自由になりたい。
「……相変わらず、冷たいのね」
わたしは、わたしをゆるしたい。
「でもな」
ぐりぐりと大きくつり上がった双眸。
心を見透かすような赤土色のそれが、わたしを射抜く。
「お前がもし自分でそこから出ようとするんなら───俺が、一緒に逃げてやる」
(中略)
ガーファンクル先生の手によって変えられた顔は、どこにでもいる普通の少女のようだった。
元のわたしの顔と比べると、なんとなく似ているという程度。完全に別人の顔にしようとするとかなりの大手術になってしまい、現状の医療設備では対応できないのだそうだ。
正直に言えば、美しいと褒めそやれていたかつての顔を惜しく思う気持ちは多少あった。新しく知り合ったイヴァンやヒューイなどが「その顔を変える?!なぜだ!」「勿体ないね」とも言ってくれ、うれしく感じたのもある。
けれど、没落しかけとは言え貴族の子女が失踪すれば、捜索が執り行われるのは必至である。捕まり、もう一度あの邸へ、父のもとへと連れ戻されるのは御免だった。ひどい手術痕が残る可能性もあると説明してくれたガーファンクル先生に、それでもいいと首肯する。逃げ延びるためなら、なんだってしてやる覚悟だった。
惜しむ気持ちが完璧に消え去ったのは、顔を変え、ようやく包帯が取れた直後に、泥棒さんことハロルド・クラウスと顔を合わせたからだ。
「え。お前、顔変わったか?」
どのへんが?とでも言い出しそうなほど、真面目な様子で尋ねられた。
いや結構変わってるよ!とツッコむヒューイの声にも首を傾げているハロルドの姿に、なんだか、自分がどんな顔だとか気にしているのがどうでもよくなってしまった。彼にとってわたしの顔は、以前も今もさして変わりがないらしい。
それならば、もう、いいか。
そう思って、そう思えた自分が可笑しくて、笑ってしまった。声を出して笑うなんて、初めての体験だった。
20190419
(20200630再掲)
コーデリア・ジョゼット:
没落しかけの中流貴族エドモン・ジョゼットの娘。男子の継嗣しか認めない父から、女として生まれたことを責められながら育つ。第二次性徴を迎えてからは家にとって都合のいい相手への取引材料として差し出されてきた。後に出奔し、顔を変え、エニシアと名乗るようになる。
レイゼン・ザン・ゼクセン:
稀代の変態貴族。口にするのも憚られる変態プレイを好み、それに付き合わされた女性が死に至ったことも。旧王家に連なるゼクセン家の人間であるため、家を没落から救いたかったエドモンによってコーデリアとの婚約が結ばれた。
泥棒さん:
道に迷ってジョゼット家の庭に侵入してきた赤毛の男。「クレイジー」が口癖。